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募集職務内容

建物等の調査、積算

外業:移転対象となる建物等の調査、現地での作業

調査する敷地や建物の用途や規模または所有者の事情等により2〜5人程度のチームを編成し、1日で1〜2件の割合で調査を実施。

所有者の了解を得て建物の内部に入らせていただき、野帳に柱や壁、開口部の位置を記入し、その場で平面図を作成。作成した平面図に主たる柱の寸法や材質等、各部屋の名称や用途、柱間の寸法、部屋の間口や奥行きの寸法、天井の高さの寸法、また天井や壁及び床に使用されている仕上げの種類、建具の寸法や種類、使用されている部材の寸法や種類、設備等の寸法や種類を記入し写真撮影。

建物の外部においては、野帳に東西南北の各立面図を作成。作成した立面図に屋根の勾配や種類、軒出の寸法や軒裏の種類、外壁の高さの寸法や外壁の種類、基礎の高さの寸法や基礎の種類、外部に存する設備等の寸法や種類を記入し写真撮影。

建物以外では、敷地内に存する門や門扉、フェンスや塀、コンクリート叩き、庭石、池等の寸法、種類、規格等を野帳に記入し写真撮影。また庭木等の名称、種類、寸法を野帳に記入し写真撮影。動産(固定されていない物)の名称及び寸法を野帳に記入し写真撮影。車の車種や保有台数及び駐車スペースの寸法を野帳に記入し写真撮影。

最後に、調査した内容を所有者に説明、調査漏れ等ないか確認し、建築時期や居住者の状況等を聞き取り、登記簿等の調査も行います。

内業:主として事務所内での作業

一連の作業は補償専用CAD、JW-CAD、EXCEL、WORD等を使用、全てパソコンで行います。

調査した野帳等を基に、建物に関する図面(建物配置図、平面図、立面図、屋根伏図、基礎伏図、断面図、建具図、電気・給排水・ガス・衛生・空調等の各設備図、建物付随工作物配置図等)や附帯工作物に関する図面(配置図、詳細図等)及び立竹木配置図、動産配置図等をCADで作成。

買収後の残地に、支障となる建物が移転可能かどうかの有形的検討、移転後に従前の機能回復が可能かどうかの機能的検討、移転後に建築基準法等の法令に適合するかどうかの法令上の検討、移転の方法が経済的に妥当かどうかの経済的検討を行い移転工法の案を作成、起業者と打合せを行った上で移転工法を決定。

決定した工法を基に建物等の数量計算及び補償金額の計算を行います。同様に建物の移転に関連する附帯工作物、立竹木、動産等の数量や補償金額の計算及び移転時に必要となる諸費用(引越費用)を計算し、補償金算定書を作成します。同時に写真台帳や移転工法決定に至った移転工法選定の理由書も併せて作成します。

最後に、作成した資料をまとめ、報告書として起業者に提出します。